古座に行ってきました。
以前から、遊び友達に、GWは何かしなきゃと企んでいて、じゃ、カヌー!
ということになったのです。
私達、夫婦も以前からカヌーには興味があって、いろいろ体験などでつまみ食いはしていた。
友人らは、自分のカヌーを持っていて、時々それを楽しむほどの趣味人です。
古座(町)は和歌山県の南東部に位置する町で、
古座川でのアクティビティに力を入れています。
古座のすばらしいところは、日本の川の原風景を残す古座川という素敵な川を手軽にカヌーで楽しめるところです。
駅前の古座観光協会で一人2100円からレンタルできて、
「カヌータクシー」で上流まで移動できるんです。
だから、古座駅まで電車で移動、カヌーを楽しんで日帰り・・・という楽しみ方もできます。
(川下りの経験が無い人はだけでは、危ないよ)
さて、午前4時ごろ、大阪で友人と合流。
クルマで古座を目指します。
GWといえども、さすがにこの時間帯はスイスイです。
でも、和歌山の先っちょはやっぱり少し遠い。
高速道路も途中までしかない。
この「ちょっと遠い」感じが、串本や古座が媚びた観光地になっていないワケかもしれない。
途中「イノブータン建国記念祭」だとか、色々な誘惑に抵抗しつつ
無事古座駅前に到着。
観光協会でカヌーとパドル、ライフジャケット、ヘルメットをレンタルします。
なれた手つきでスタッフがタクシーにカヤックを積み上げてくれます。
タクシーの運転手さんに川の情報を聞いておきましょう。
10:30頃
定番コースは「一枚岩」からのスタートですが、私たちはさらに上流の「蔵人」からのスタートです。
濡らしたくないけど、途中で必要になるかもしれないモノを入れておく「防水バック」を購入しておきました。
雨カッパや、タオル、携帯、財布、日焼け止め、おやつ・・・等をほりこんでおけるので便利です。
川はそんなに急流ではなく、どちらかというとおだやかで、浅めです。
とても澄んでいて、川底まで見えます。
最初は「沈」したらどうしよう、とかビビッてたけど、
そんなに難しくないし、先導してくれる友人についていけば危ない場所も避けてくれました。
とくに頑張って漕ぐこともなく、時々方向を変えたりしながら、
どんぶら、どんぶらと流れていきます。
のどかです。
2時間かけて、6kmを下って「一枚岩(国指定天然記念物、高さ100m・幅500mの巨大な一枚岩)」に到着。
でかい岩です。でかいんだけど、カヌーでは近すぎてわからないくらいでかいです。
そもそもこのあたりは、大昔に火山でできたカルデラ(真ん中にくぼみがある地形)だったそうで、
奇岩がおおいのはそれに由来するようです。
一枚岩を少し越えた川原で昼食です。
アルファ米のおこわご飯、フリーズドライのグリーンカレー、薫り高いコーヒーです。
なんともリッチです。
我が家のキャンプはいつもご飯の残り物をタッパに入れて温めるだけだものね。
でも、この時点で予定より結構遅れている事がわかった。
ちょっとノンビリしすぎたみたい。
下手するとレンタルカヌーの返却時間に間に合わないかもしれません。
午後からは、ちょっと頑張って漕ぎました(ダンナが)。
フェルトカヌー(布でできた組み立て式)を一人で漕いでる友人K君はちょっと辛そうです。
一箇所、カヌーを降りて急流を避ける箇所「沈下橋」がありました。
河口付近の最後の直線。
カヌーの返却時間は16:30で、あと30分くらいで漕ぎ抜けなくてはいけません。
消防士で、バカみたいな体力を誇るG夫婦が息のあったパドリングでガツガツ先行。
かたや、色白メタボデザイナーのダンナも奮闘。
なんとか時間までに到着することができました。
K君は体力を使い果たし(古座までの運転もしたからね)、
まぁ、自分のカヌーだから途中からマイペースモードになって、ちょっと遅れて到着。
雨もだんだん強くなってきて、なんだかサバイバルだったけど、
カヌーの楽しさを存分に堪能できました。
景色ものどかだし、所々に奇岩があって、見所も多い。
川辺はボランティアが清掃を頑張ってくれていて、川を大事に想っている様子がよくわかる。
なにより、カヌーやキャンプに理解があって、フィールドを提供してくれているのがすごい。
また訪れたいとおもったパラダイスです。
より大きな地図で 古座でカヌー1:一枚岩まで を表示
より大きな地図で 古座でカヌー2:一枚岩から を表示
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