2009年10月8日木曜日

福島旅行2日目:会津若松工人まつり


いよいよ今回の福島旅行の目玉、「会津若松工人まつり」です。

工人まつりは「全国各地から様々な工芸品が集まり、展示即売される」、いわば工芸のお祭り。
以前から編み籠に興味があった私は、雑誌で紹介されているのを見て、モーレツに来たかったのです。

うわさで、開場の1時間前ぐらいから人気商品が売約済になっていって、
開場の9時頃には、コレと言うものは無くなっている・・・とのこと。前日の会津若松観光で、結構バテ気味だったけれども、市内で早々に「朝マック」して早めに出発しました。

会場は三島町の生活工芸館。
会津若松から車で高速に乗って1時間ほど。
ずんずんと川沿いに走り、ふいんきの良い集落にある旧小学校(現在は森の校舎「カタクリ」)の校庭が駐車場になっていて、送迎バスがピストン輸送してくれます。

会場には早くも人がたくさんいます。

なるほど。
9時前なのにもうお店には商品がほとんど無い!
ちょっと素敵な「山ぶどうのかばん」などは、すでに売約済みなんです。
まぁ、良いものは値段も結構なもの・・・おいそれと手は出せませんが・・・。

そこいらのフリーマーケットなんかとは全くフインキが違います。
自宅の近所でも「ロハスフェア」がありますが、ソレはなんだかブームに乗せられてる感がありますが、
「会津若松工人まつり」はガッツリ「工芸」。本物のスローライフ。

茶色いものが沢山売られています。
山ぶどうの籠、竹の籠、柿渋染めの服などなど、、、、、
お客さんも若い人よりも年配の女性が多い。


楽しみにしていたのは、「体験ブース」。
きっと、籠編みがどんな感じなのが体験できるに違いない!

でも、実際にモノづくりを体験させてくれるブースはさほどありませんでした。
籠編みを教えてくれるブースは「山里のめぐみ 工房うえの」しかありませんでした。

■「山里のめぐみ 工房うえの」ブースで籠編み体験!
正確には籠ではなくて、「くるみの樹皮で作るストラップ」です。

このブースはとても人気でたくさんのおばさん、おじさんが順番を待っていました。

順番を待つといっても結構熾烈な争いで、講師の夫婦は右往左往。
一緒に並んで待ったオバサンは、待ちきれずキレてどっかにいってしまいました。

やっと自分の番になり、複雑な編み方の工程を丁寧に教えてもらい、
ちょっとでもわからないところがあれば、元に戻ってやり直しを繰り返し出来上がりました。
自分で作ったものなので、買ったものとは違いとても愛着がわきます。

講師の夫婦は、「教えたことは、必ず自分の物にして帰ってね」と籠工芸の閉鎖的イメージとはまったく違うオープンな考え方を持つ、籠工芸を代々引き継いでいこうという素敵な方でした。


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