2010年1月17日日曜日

東海自然歩道:善峰寺~嵐山

前回、「東海自然歩道:原~善峰寺」から間髪入れずに次は嵐山まで!

地図を見てみると、起伏は少なめだけど、16kmぐらいの距離があって、5時間ほどかかりそう。
アスファルト中心っぽいので、靴を軽快なものにしておいた。

前回はダンナの足が痛んだので、ちょっと中途半端な善峰寺で終了している。
なので今回はそこからの再開。

が、冬季のバスは手前の小塩までしか行かない。
なので、小塩から善峰寺を経由して、矢作まで昇り返さないといけない。
これが結構キツかった。

■杉谷~金蔵寺 11:50~12:20
しばらく山間部のアスファルトを歩いた後、地道に入る。
ポンポン山からの下りの一部でもあるので、結構な勾配を下る。

途中、墓石がギッシリ保管されている通称(夫婦で勝手に)「墓の墓」を左手に見る。

金蔵寺に到着するが、ウチは喪中なので通過。

■金蔵寺~坂本橋~大原野神社 12:20~13:05
金蔵寺から集落に下りていく。
牧歌的な人里、滑らかなカーブを描く田園を右手に眺めながら進む。

大きくカーブを左手に巻いて、大原野道を上がる。

大原野神社は六国史に登場する国史現在社(とにかく格のある)らしい。
が、ウチは喪中なので休憩だけ。駐車場近くのトイレは清潔で気持ちがいい。

■大原野神社~花の寺(勝持寺)~府道出会 13:11~13:45
花の寺は境内に約500本の桜があるお寺だが、ウチは喪中なので通過。
のどかな農園を眺めながら府道に合流する。

■府道出会~沓掛(くつかけ) 13:45~14:00
ここからは車の往来も多くなる。歩道は無い。
農園の直売店も多く、魅力的ではある。さらに芸大近くになってくると、ただただ埃っぽい車道。

さすがに9号線に到着するとなかなかの感動ではあるけれども。

■沓掛のびっくりドンキーで昼食
ここまで結構歩いた上に、昼食を食べ損なっていたので
(ガスストーブとカップラーメンを持っていたのだけれども)

「もうドンキでいいか」と、びっくりドンキーでハンバーグを食べた。
近辺には色々ファミリーレストランがあるので、選択肢も豊富。
(なぜかハイキングでびっくりドンキーにお世話になるのは2度目)

■沓掛~大枝小学校~山田南町小学校~苔寺~松尾大社~嵐山 14:45~16:30
一気に行きます・・・

沓掛から苔寺近辺までは、歩道も無い住宅地をひたすら歩かされることになります。
もはや、自然でもなければ、歩道でもありません。

苔寺近辺になってくると、嵐山に近くなってくるせいか、観光地っぽいウキウキ感は出てきます。
(でも、ウチの夫婦はヘトヘトであまりそれを楽しむ余裕はなかった)

嵐山に到着すると、急に渡月橋の広い川面がひろがり、ほっとします。
ダンナはホットコーヒー、私はぜんざいで体を暖めました。


府道出会から嵐山までは、わざわざ歩く価値も感じない道だった。
大枝小学校から山田南町小学校まで、以前はトレイルだった様子だけど、宅地開発で迂回を余儀なくされる。
踏破をとくに意識しないなら避けたい道だと思う。


より大きな地図で 東海自然歩道 #4 を表示

東海自然歩道:原~善峰寺

さて、すっかり冷え込むようになってきてから出不精気味でしたが、東海自然歩道の再開です。
原からはついにポンポン山(678.7m:高槻市の最高峰)に突入!


地元の方は遠足だとか、初日の出だとかで馴染み深い山で、コースのバリエーションも豊富で関西のハイカーに人気のある山なのです。

でも、いつもコースの計画をしているダンナにはあまり土地勘が無く、そこそこ体力も使いそうなので躊躇じていた山なのです。
今回は、私が「初日の出を見たい」と言ったのをうけて、ポンポン山で初日の出を拝むことにしました。

2009年大晦日。
ダウンタウンの特番、紅白、格闘技は我慢して、8時に就寝。

2010年、新年。
午前3時に起床。
JR高槻駅の駅前の駐車場に車を駐車して、タクシーで上の口に到着。

そもそも、ポンポン山は周囲に神社仏閣も点在し、初日の出目当てのハイカーの多い山。
バス停には「歩こう会」の団体が集合していた。
集団に挟まれてしまうとペースが辛くなるので、そそくさと出発した。

■原~神峯山寺 3:50~
郊外の田園にある舗装路を歩く。
正直、冬の夜中に見知らぬ山に入るのは初めてで、少しおっかない。

確かに寒いけど、歩き出して体が暖まると平気になってくる。

あっというまに神峯山寺に到着するが、ウチは喪中なので通過。

■神峯山寺~本山時
本山寺まで、ダラダラとアスファルトの登りが続いて退屈だけど、効率よく距離と高さを稼げる。
そもそも真っ暗なので、景色はわからない。
ヘッドライトを頼りにコツコツと歩くだけ。

途中、「去年360回本山寺まで往復した」という老人にブチ抜かれた。
恐れいった。

少し休憩して、焚き火で暖をとった。
本山寺では甘酒が振舞われるとか。でも、ウチは喪中なので出発。

■本山時~ポンポン山山頂 5:30~6:45
本山寺から、ようやく山らしい地道が現れる。
稜線を歩く楽しい道(暗くてよくは見渡せないけど)。

■ポンポン山山頂
山頂に到着!
さ、さむっ!木に温度計がかけてあったので、見てみると-8℃

30人くらいだろうか?
結構な人が日の出を待っている。皆、フードをかぶったり、地団駄を踏んで寒さをこらえている。

急いでガスストーブで「カレーうどん」と「ちゃんぽん麺」を温めた。
でも、寒すぎるのかガスストーブの火力が弱い(低温時用のガスが必要だったみたい...)。
急遽、固形燃料を使った。

空がだんだん明るくなってきて、
暗闇に慣れた目が、はじめて周囲の広さを感じる。
一日が(いや一年が)はじまるというドラマチックな演出。

でも、肝心の初日の出は時間になっても現れず。
諦めて出発しだす頃に、雲の隙間からチョイと顔を現した。

■ポンポン山山頂~善峰寺 7:50~9:30
歩き始めると、ダンナの足が痛み始めた。
ホントウは金蔵寺まで足を伸ばすつもりだったけど、急遽バス停まで近い善峰寺コースを行くことにしました。

尾根を進んで鉄塔の電線くぐった後、谷あいに下り杉谷まで地道をすすむ。
明けたばかりの谷あいは霜柱でサクサク、クリスピー!
水溜りもシャクシャクに凍っていて、カパカパと割るのが楽しい。

杉谷からはアスファルト。
善峰寺までは、すごい急勾配な下り。
ダンナはちょっと辛そう。
ゆっくり歩く。

善峰寺は西国第二十番札所。
回遊型庭園があるということで、なかなか面白そうだけど、ウチは喪中なので出発。
善峰寺からは向日町行きのバスがある。
が、冬季は運休なので注意が必要。
年賀期間は、運行していました。




後日、善峰寺から再開するが、これには公開することになる。
やはり問題なければ金蔵寺まで進み、南春日バス停まで進めたほうがよい。



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