2010年4月26日月曜日

Expo'70 パビリオン:万博記念公園


以前から行ってみたいと思っていた「Expo'70 パビリオン」に行ってきました。
大阪万国博覧会は、高度成長期の絶頂時期(1970)に大阪で開催された国家プロジェクト。
入場者は117万人!

丹下健三、黒川紀章、イサム・ノグチ等、デザイン界の巨匠が参加。
ある意味、本当のデザインが一番元気だった時期に大成功したイベントで、「モノ」に興味をもつ人にとっては象徴的なイベントなのではないでしょうか?
現在30代、親が「万博に行ったよ」という世代にとって、どうしても行きたかったイベントなのに、
もはや行きようもない憧れの万博です。

万博記念公園にも「大阪万博デザイン」を発見できたりするけど、それが多く残っていた「エキスポランド」も閉鎖・解体されていて、もう触れることも難しくなっています。

Expo'70 パビリオンは「鉄鋼館」をリニューアルしたもので、当時の資料などの展示があります。
リニューアル前はひっそりとしていたけど、実に重厚感と存在感のある建物だな~、と思い、
よくよく調べてみると設計者は巨匠コルビジェに学んだ前川國男(丹下健三の師匠(?)!)。
確かにコルビジェの影響を感じる部分もある...(とダンナ)

現在唯一残っているパビリオンである「鋼鉄館」に入れることは、1970年にタイムスリップできたぐらい、感動的な出来事です。


万博の近所に住んでいることもあって、開催中の近辺の様子は興味深く、
展示は計画・開発~開幕~閉幕までの資料、開幕中の様子、各パビリオンのコンパニオンのファッション・・・
映像、実物を交えてた、当時の熱気を感じさせる内容でした。
精巧な模型も何点かあります。

行ってみて、やっぱり「日本がイカした時代」を感じ、万博への憧れが強くなりました。
リアルに万博を体験した世代にも是非見てもらいたい「万博の新パビリオン」です。

万博記念公園:入園250円
Expo'70 パビリオン:200円

シートと弁当を持ってピクニックを楽しめるし、丁度いい展示ボリューム。
オススメです。

好きな人は、前川國男/丹下健三/コルビジェ/イサム・ノグチあたりを踏まえてから行くと面白いかも...


外では「ロハスフェスタ」が開催されていました。
いつの間にか入場に200円を徴収するようになっていて、規模的にもかなり大型化していました。

0 コメント: