2011年1月14日金曜日

ウィキッド:Wicked を観に行きました

「オズの魔法使い」のサブストーリーをアレンジしてミュージカル化した作品。

ブロードウェイで大成功したものを、劇団四季が日本語で公演、もうすぐ(2月に)千秋楽。

肌の色が緑色であることから、虐げられてきたエルフォバと、いつも人気者のグリンダ。
二人は歪みあうが、やがて絆を深めていきます。
二人はそれぞれの信念によって進む道を分かちますが、お互いの絆は永遠だった。
男性を巡って三角関係や、偽り、犠牲、おもいやり。

前半は学生生活からエルファバの決起まで。
華やかで、第一幕最後の歌は最高。
エルファバがブレイクスルーする瞬間の爆発力を感じる爽快な歌だった。

後半は、「オズの魔法使い」の伏線など面白い内容はあるけど、基本的には下り坂な内容。
エルファバはたった一人の友人にからさえ隠れて生きていく。

Wicked が人種差別や湾岸戦争を背景にしたミュージカルだということを思うと、見えてくるテーマもあるかもしれない。

全体的なテーマは、友情と信念かな?
とにかくエルファバの信念を貫く強さが感動的で、グリンダの軽さがそれを際立たせている。
離れていても、二度と会えなくとも、お互いをおもいやるというエンディングが、切なすぎる。

やっぱり劇団四季。
特に主役のエルファバの役者さんは、声量もすごいし、歌い方も声楽っぽくなくてすごくカッコ良かった。
さすがだなぁ…
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